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【葬儀の時流】「香典辞退」と言われたらどうする?
もともと「香典」は故人や遺族に対する弔意を示し、葬儀にかかる費用を負担する意味合いで弔問客が遺族にお渡ししています。近時、親族や近しい間柄の方々のみで行う家族葬が増えるにつれ、香典を辞退する遺族が増えてきました。香典辞退の葬儀において、「どうしてもお悔やみを伝えたい」、「生前お世話になったので感謝を伝えたい」などの趣旨で香典をお渡ししたい場合もあるでしょう。しかし、香典を辞退されている場合には香典をお渡ししないことがマナーとなります。一方、時に香典辞退の場合でも親族からの香典に限り受付している場合もありますので、その際は参列・記帳受付でお渡しするのではなく、喪主・遺族に直接お渡ししましょう。
香典辞退の葬儀において、香典に代わる弔意の伝え方や「香典辞退」と言われたときの葬儀参列や対応について悩まれる方も多いと思いますので、この機会に対応方法・確認事項についてご紹介いたします。
■(確認事項)
➢(対応方法)
■葬儀形式
一般葬か家族葬なのか
➢家族葬の場合は親族等の近しい方のみで葬儀を行う場合があります。その場合、参列が叶わないことになります。
参列の可否については喪主等に確認しましょう。
■供花・供物
香典辞退のとき、供花・供物の提供は可能なのか
➢一般的には「香典辞退のみ」の場合、供花・供物のご提供は可能です。香典辞退の葬儀の際、弔意を示す方法として
供花・供物が一般的です。しかしながら、場合によっては香典に加えて供花・供物も辞退されている場合もあります
ので、喪主等にご意向を確認しましょう。また、供花・供物は香典のようにお返し(返礼)は通常不要ですので喪主
や遺族にご負担をお掛けすることは少ないでしょう。
■弔電
香典辞退のとき、弔電を送ることは可能なのか
➢可能です。弔意を示す方法としてひとつの選択肢です。また、言葉として弔意をお伝えすることができる有用なツー
ルです。
⇒葬儀の参列が叶わなかったあるいは供花供物等ほかの方法についても対応できなかった場合などでは、葬儀後に弔問で故人宅を訪れることも選択肢でしょう。その際は、遺族の都合や負担とならないよう配慮されることをお勧めします。